テレショップ評論家の取材記〜ジャパネットの高田社長も、マーフィー岡田も取材しました!!〜

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テレショップ評論家の取材記

テレビショッピングで活躍するジャパネット高田明社長塚本慎太郎さん、実演販売人のマーフィー岡田さん、ショップジャパンオークローンマーメイドオフィス・トゥー・ワン片山雅子さん……、テレビショッピングが好きなライターなのでいろいろと取材をしてきました。


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テレビ朝日「マーメイド」取材記

 リクルート・オールアバウトジャパンで連載していた「テレビショッピングのひみつ」のリライト版です。今回おじゃましたのは、深夜の定番テレビショッピング番組「マーメイド」。「マーメイド」の歴史や「マーメイド」伝説の売れ筋商品、MCの歴史など、「マーメイド」ファン必見の取材記です。

「マーメイド」の制作会社オフィス・トゥー・ワンに取材に行きました

「マーメイド」を制作しているのは株式会社オフィス・トゥー・ワン。深夜の長寿番組として数々の伝説的な商品をお茶の間ならぬリビングに提供している番組制作会社である。

 今回、取材に応じてくださったのは、MD事業部責任者の柳田繁さんと遠藤麻里さんのお二人。お忙しい時間を割いていただき、取材の運びとなった。

オフィス・トゥー・ワンってどんな会社?

 まず、「マーメイド」の話題に入る前に、オフィス・トゥー・ワンについて話しておこう。

 オフィス・トゥー・ワンはテレビ朝日系列の「ニュースステーション」や「TVタックル」、そして、伝説のバラエティー番組「銀座ナウ」(TBS系)や、深夜枠にゴールデン並みの大物を起用し話題となった「PRE★STAGE」(テレ朝系)を制作した会社である。

 なぜ、このような大ヒット番組を次々に世に送り出した制作会社が、「テレビショッピングを?」と疑問に思ったが、「情報系の制作会社だからマーメイドなんですよ」(柳田さん)と意外な答えが返ってきた。

情報番組「マーメイド」のこだわり

「マーメイド」は、情報番組の一コーナーから独立し、「快楽通信」→「マーメイド」と発展したれっきとした情報番組である。その証拠に番組のエンディングを見てもらえば分かるが、制作「テレビ朝日」とテレビ局のクレジットが入っている。

 一方、通常のテレビシッピング番組は枠を買い取っての放送である。組自体がCMだから、番組のオープニングからエンディングまでCMはいっさい入らない。そして、どこにもテレビ局「著作・制作」のクレジットは入らない。

 話が横にそれたが、「マーメイド」の番組としての信念は、「情報を正確に扱うこと。特に健康へ害のある可能性のある商品についてはナーバスになる」(柳田さん)。それに、「商品についての情報、たとえば、職人さんのこだわり、商品の歴史などのうんちくを正確に伝えること」(遠藤さん)という。

 その結果、歴代のMCも風見しんごに代表される商品語ることのできる面々をキャスティングし、番組に登場するセレクションブレーン(コメンテーター)も、「モノ・マガジン」の坪井編集長など、語り出したら止まりそうもない各界の文化人たちをそろえている。

 ニュース・情報系の制作会社だからこそ、「マーメイド」は独自のスタイルで情報番組としてのテレビショッピングを送り続けられるのである。

「マーメイド」の歴史を振り返ってみよう

 現在放送されている「マーメイド」は、1993年10月7日(木)に、「快楽通信」としてスタートした。放送時間はAM1:30〜2:00。司会は、松尾貴史・細川ふみえ・浅草キッド。最初の紹介商品は「利島の花」。その後、「スクールウォーズ」の滝沢先生こと山下真司、風間トオルと変わる。

 1997年1月「ミッドナイトマーメイド」として拡大スタート。河相我門、シェイプアップガールズ、そして、「マーメイド」の顔とも言うべき”語れるMC”の風見しんごが登場し、2001年9月まで番組の司会を務める。現在の司会は、朝岡聡・龍円愛梨(テレビ朝日)。

 歴代の司会者を見ていると、ものにこだわりのありそうなマニアックで深夜放送向けのキャスティングとなっている。

 ちなみに、「快楽通信」時代のMC山下真司は、滝沢先生のイメージが強く、「太陽にほえろ!」ではラガー刑事の役だったと勘違いしている人も多いが、ラガー刑事は渡辺徹。山下真司はスニーカー刑事である。

 また、テレ朝アナウンサーの龍円愛梨だが、「龍園愛梨」と誤表記する人間が多いが、「龍円愛梨」が正しい。「園」ではなく「円」なのだ。

「マーメイド」伝説の商品

「マーメイド」というと、風見しんごMC時代の影響からか「ジッポー・G-SHOCK・サングラス」のイメージが強いが、ベッカム直筆サイン入りのゴール写真など、マニアックな限定品を扱うことでも知られている。

 そんな「マーメイド」の中で「今までに一番強烈な印象のある商品は?」との質問に返ってきた答えは、「マイケル・ジョーダンの直筆サイン額装」(遠藤さん)だった。何でも、ジョーダン引退発表と商品の発売日が偶然というか奇跡的に重なり、放送開始直後から一斉に電話が鳴り出す有様。400回線ある電話はあっという間にパンク! 「神が舞い降りた」と、今でもその反響は語り継がれているそうだ。

 そして、市場発売と同時だったG-SHOCK「イルカクジラモデル」も電話回線をパンクさせた商品だそうだ。

悲しき人魚! 別珍のルパシカ

「ジョーダンの直筆サイン」やG-SHOCK「イルカクジラモデル」のような爆発的人気を誇った商品があれば、誰の手元にも残らず消えていった悲しい商品もあるはず。

 そんな悲しい商品を尋ねると「別珍のルパシカ」(遠藤さん)と返事が。「別珍のルパシカ」ってどんな商品なのかというと、「ムーミンに出てくるスナフキンのマントのようなもの」(遠藤さん)とのことだ。

 これがどのくらい悲しいかというと、「全部で注文が4個入りました。その4個すべて返品されました。商品が返ってきたときは切なかったですね」(柳田さん)。返品率100%は後にも先にも「別珍のルパシカ」だけだそうだ。

 悲哀の「別珍のルパシカ」はオフィスには現物はないそうで、ご対面はできなかったが、逆の意味でのレアもの商品。返品した4名は、この事実を知ったらさぞや悔しい思いをすることになるかもしれない。

「マーメイド」の売れ筋商品って?

 今、「マーメイド」で売れている商品はどんなものがあるのだろうか?

 取材をして個人的に印象に残ったのが「デキャンティングポアラ−」。ワインのボトルに取り付けるだけで、デキャンターを使った本格的デキャンティングと同等の効果があり、ヨーロッパ価格200円〜300円のハウスワインを2000円クラスのワインに変えてしまう優れもの商品。

「2回使えば元が取れる」(遠藤さん)との言葉通り、お値段も4800円とリーズナブルで、使った人10人中10人が「ワインが美味しくなった」との折り紙付き商品である。

 ただ、この商品のヒットで、安いワインでも美味しく飲めると視聴者に分かってしまったために、「高めのワインを番組で扱うことが難しくなった」(柳田さん)と、オチのついた商品なのだ。

「マーメイドのロングセラー商品」編

  テレビショッピングには、短期間に爆発的に売れるベストセラー商品(EMSのアブなんとか)と長い間コンスタントに売れ続けるロングセラー商品(布団圧縮袋や穴あき包丁など)がある。

 マーメイドのロングセラー商品の筆頭は、「マルセイユ石鹸」だ。初放送以来8年間、コンスタントに売れ続け、今ではすっかり「マーメイド」の顔となっている(姉妹番組というか、BSの「原宿コレクション」でもたびたび登場している)。

 番組スタッフも推薦するのが「マンボウソファー」。放送3年目に突入している商品で、ロングでかつベストという番組孝行な商品である。この「マンボウソファー」は、番組ディレクターが寝心地を絶賛したところ、番組収録の合間に紹介商品の上で堂々と休んでいたのがばれてしまい、厳重注意された逸話が残っている。

どんな人たちが商品を買っているの?〜「マーメイド」編

「マーメイド」というと、風見しんごMCの影響が大きかったためか、、男のコレクターものを扱う番組のイメージが強い。番組スタート時のターゲットは、「20代後半の男性を対象」にしていたそうだが、実際のところの「女性ユーザーが4割を占める」とのことだ。

 番組視聴者の平均年齢も、番組が続くと同時に上がっており、現在では20代後半から30代後半となっている。

見せ方を変えれば商品が売れた〜「マーメイド」編

 テレビショッピングは見せ方が命だ。どんなに機能が優れていようと、どんなにすばらしい商品であろうと、それが番組の中で表現されなければ、視聴者のハートを鷲掴みにすることはできない。

「オーソーシート」はその一例だ。「腰痛に良い!」とスタッフの間ではすこぶる評判が良かったが、放送後の反響がない。その後、番組制作者からの視点ではなく、ユーザーとして見たとき、何がどう優れているのか再検討。

「専門医にインタビューを行い、背骨や骨盤の構造から説明、オーソシートで負担を腰への負担を和らげる原理を再検証」(遠藤さん)を行い、それに沿ってリニューアルを敢行したところ、売れ行き急増で、今や「マーメイド」を支える商品になったとのことだ。

 テレビショッピングでは見せ方がいかに重要かを物語っている例と言えるだろう。

「マーメイド」? 「ミッドナイトマーメイド」? 「マーメイドセレクション」? 「マーメイドテレフォン」?

「マーメイド」の番組名は「マーメイド」じゃなくて「マーメイドセレクション」じゃないの? とか、「マーメイドテレフォン」じゃないの? 言われることがある。

 正式番組名は「マーメイド」で間違いはないのだが(取材時に確認済み)、「マーメイドセレクション」とは何か、「マーメイドテレフォン」とは何か、質問したところ、

「商品を私どもが鋭意選定させて頂きましたという思いを込めて『セレクション』と呼ばせて頂いております。『マーメイドテレフォン』は商品受付電話番号となります」(遠藤さん)

「マーメイドテレフォン」や「マーメイドセレクション」と勘違いし、googleなどで検索をかけてくれるユーザーがいるおかげで、このホームページもアクセス数を稼ぐことができているのも事実だが、くれぐれも番組名はお間違えのないように。

取材協力
株式会社オフィス・トゥー・ワン

文・恩田ひさとし

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