懸賞に関するセキュリティ |
★ 個人情報は漏れると仮定して応募しよう!懸賞を行う上で、一番気になるのが個人情報の流失でしょう。 懸賞に応募する場合「住所」「氏名」「年齢」「職業」「電話番号」、そして、インターネット懸賞の場合「メールアドレス」を追加記入するのが一般的です。ですが、考え様によっては、自分から進んで、かなりの個人情報を流していると言えなくもありません。 主催者側としては、懸賞を行えば、これだけおいしい個人情報が集まるわけですから、データの二次利用が全くなされないと考えるのは、どうかしているでしょう。特に、インターネット懸賞の場合、主催者側の実態が見えてこない場合もあります。相手を確認する手段は、URLとメールアドレス。データを集めるだけで、プレゼントの発送を行わないと言うことも十分に考えられます。 懸賞に応募する場合、個人情報が流出されるものと仮定して、それなりのセキュリティをかけて応募するようにしましょう。 ★ 個人情報の記入について懸賞応募の場合、個人情報を記入または入力しなければなりません。ですが、懸賞の応募の場合、クレジットカードの申し込みやローンの申し込みと異なり、すべて本当のことを書く必要はありません(車や旅行などの超大型懸賞の場合は異なるかもしれませんが……)。 おのおのの個人情報に付いて検討してみましょう。
懸賞主催者に対して、失礼だとか、マナー違反だとか、いろいろな考えもあるでしょう。しかし、懸賞サイトの方も、応募者に「このサイトは安心だ」と思わせるだけの、記入設定や広報活動も必要でしょう。信用されないのは、それなりの原因があるのですから。 ★ 名前の振り仮名の記入についてこれは完全に名簿作成が目的でしょう。名前をソートする場合、漢字ではうまくソートできません。ソートを楽にする目的での振り仮名記入です。 ★ 重要な個人情報の記入について以上述べた個人情報は、大切と言えば大切ですが、けっこう簡単に手に入るものです。電話番号を電話帳に載せてさえいれば、誰にでも分かることですから(年齢と職業を除く)。どうでも良い情報と言えば、そう言えなくもありません。 次に挙げる個人情報は、使う人が使えば、前ページの個人情報と比べものにならないくらい使い道がある情報です。
もちろん、これらの情報をまともに記入するかしないかは個人の判断となります。 ★ 怪しそうな懸賞サイトの基準は?企業の格付けをする専門会社はありますが、懸賞主催者の格付けをするサイトはありません。安全に懸賞に応募する場合、頼りは自分の経験と勘だけになります。いわゆる自己責任と言うやつです。 僕の場合、「応募する」か「応募しないか」の基準を設定しています。 【 記入項目による基準 】
これらの情報を記入しなければならない場合は応募はしません。ここまでの個人情報を記入させると言うことは、データ集めが目的であると判断しているためです。生年月日の記入の有無も基準に入れれば良いのでしょうが、こちらは適当な数字を入れて(もちろん固定してあります)おけばさほど問題はないでしょう。 【 懸賞主催サイトによる基準 】
★ メル友募集系の方が変なDMは多い?懸賞ビギナーの方には、ちょっと嫌悪感を与えた内容になってしまったかもしれません。しかし、僕がインターネット懸賞を1年、はがき懸賞を半年続けられたと言うことは、自分自身で応募するか否かの基準を設ければ、それほど懸賞の応募が元で、嫌な思いをしないで済むとも言えます。 何度かメル友募集系のメールマガジンや掲示板に書き込みをしたことがあります。いろいろな方たちと知り合いたいという思いがあります。ホームページを10いくつも開いて、そこそこアクセスを集めていますので、ホームページだけを通じても出会いは期待できますが、ホームページを通じての出会いと、メル友募集系を通じての出会いとでは、知り合える方達のタイプが異なるものですから、余計に興味がわいてきたりします。仲間の増えるメールの書き方」なんてページを開いていることもあり、メル友募集系の市場調査を兼ねての応募でもあります。 さて、このメル友募集系で応募をかけた際の付き物が、いかにも怪しいDMが届けられることです。具体的にどんなメールが届くか、ここで書いて、ごたごたが起きても面倒なので、みなさんの想像にお任せしますが、けっこうの数が来ます。もちろん、私書箱を使ったり、主催者側を通して送られてくるようなサービスを使えばそのようなことはないのでしょうが、面倒なので、メールアドレス公開のもだけ応募していることも原因かと思われます。 単なる個人的な見解に過ぎませんが、懸賞応募よりも出会い系の方が不愉快なメールは多く来ています。 ★ 名前貸しの危険性についてはがき懸賞を行っている方たちの中で、けっこう常識的に行われていることに、「名前の貸し借り」があるようです。家族全員、親戚や知り合いの名前を使って応募するものです。考え様によっては、これは大変危険なことでしょう。 まず、家族全員の名前を使った場合、家族構成が筒抜けになると言うことです。家族構成など、かなりおいしい情報の1つでしょう。まぁ、家族は良いとしても、親戚や知り合いの名前を使って懸賞に応募する場合、その方たちの個人情報が流出する可能性が出てきてしまいます。 貸す方も悪いと言えばそれまでですが、人間関係のことを考えると無下に断るわけにもいかないと言う現実もあります。借金の保証人でさえ断れない場合があるわけですから、懸賞応募の名前貸しくらいなんてと言う具合に。他人を巻き込むような懸賞マニアとはおつきあいしたくはないものですが。 ★ インターネットとはがきの違いインターネットよりも、はがきのオープン懸賞の方が景品が良い。はがき懸賞の方が当選者数が多い。いやいや、小さな企業や個人商店でも懸賞が行えるから、インターネット懸賞の方がほのぼのしている。いろいろとあると思いますが、一番の違いは、データ加工のしやすさの違いでしょう。 はがき懸賞で集められた個人データを加工して二次利用をするとするなら、データの打ち込み作業が必要になります。OCRとか言いましても、懸賞はがきを機械に読み取らせることは不可能でしょう。ですから、集まったデータを使用するとしたのなら、外部の会社に委託するでしょうから、かなりの経費がかかると思われます。 一方、インターネット懸賞で集められた個人データは、いとも簡単にデータベースに取り込むことができます。取り込むのに特別な知識もテクニックも必要としません。特別のソフトも必要ありません。誰にでもデータベースに簡単に取り込むことはできます。 はがきの懸賞の場合、マスメディアを利用するわけですから、広告料などの経費がかかります。一方、インターネット懸賞の場合は、懸賞サイトや懸賞メルマガに必要事項を書けば、タイムラグなしに、しかも、通信料程度の負担で告知できます。審査も無しのフリーパスと考えて差し支えないでしょう。 はがき懸賞の場合の応募先は、放送局(テレビとラジオ)、出版社、新聞社、企業に直接、私書箱に局留め。実態がはっきりしない応募先と言えば、私書箱と局留めと言うことになりますが、社会的に認知されている企業なら、問題はありません。注意しなければならないのは、得体の知れない企業の局留めと私書箱になります。 一方、インターネット懸賞の送り先は、メールアドレスと言う実態のつかみにくいものです。co.jpドメインの懸賞主催者、社会的に認知されている企業を除くと、本当に企業として存在するのか、商店として営業しているのか、連絡先が明記されていなければ、確認のしようがありません。 インターネット懸賞の場合、データが懸賞主催サイトに届くまでの間に漏れてしまう可能性あります。また、すべての懸賞主催サイトが、ガチガチのセキュリティをかけているわけではありません。懸賞で集まったデータを利用するしないに関わらず、外部から不正利用される可能性もあります。 はがき懸賞の場合も、局員が配達するはがきを捨ててしまう場合も皆無であるとは言いきれませんが、そんなことをすればニュースものです。ことが起こった場合には、インパクトは強いかもしれませんが、実際には超のいくつも付く例外的なものと考えて差し支えないでしょう。 悪意を持って行うと仮定の話ではありますが、懸賞応募のデータは利用されると想定すると、はがき懸賞とインターネット懸賞の相違は以上のような結果となります。 ★ 懸賞商法って?手を変え品を変え、いろいろな商法が登場するものです。そのうちの1つに懸賞商法と言われるものがあります。 具体的な製品を書いてしまうと、問題が生じる恐れがあるのでここには書きませんが、懸賞が当たればその懸賞主催者へその後何らかの形で支払いが生じるようなものと言えるでしょう。ただし、すべてがすべて懸賞商法とは言いきれない部分があるのも事実です。当たった景品の使用を継続するなりして、出費が生じたとしても、人によっては無駄な出費と感じない場合もあるからなのです。 これは人によって異なりますので、当選後何らかの支払いが生じるような景品の場合、その出費が無駄なものなのか、それとも、そう思わないのか吟味する必要があるでしょう。 随時更新予定 |
なお、このページでは、個人情報が漏れるということを前提に書きますが、「懸賞に応募すれば100%個人情報は漏れると言うことでない」ことを予めお断りしておきます。企業だって、経費や人員をかけて行う懸賞で、「あそこの会社は個人情報を漏らしている」なんて噂が広がっては、イメージダウンは必至でしょうから。
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