人気メールマガジンの作り方概要〜どうすれば読者が増えるの? どうすれば人気メルマガになるの? 効果的なメルマガの告知方法はあるの? 徹底的リサーチにより、人気メルマガ発行のノウハウをリリースします。

メルマガに向かないテーマを考える

【 軌道に乗るまで時間のかかるテーマはメールマガジンには向かない 】

 オイラはいくつかホームページを開いているが、いくつか傾向がある。オープンと同時に人が集まるもの。人が集まるまでに時間を要するものがある。

「これからの出会いは携帯かな?」と、当時執筆していた女性誌の編集さんと雑談中にぽっとでたことから、「携帯メール研究所」を作った。携帯ユーザーさんからの情報の収集が目的である。オイラはどちらかというと仕方なく携帯を持っている方で「話せればいいじゃん」タイプ。もちろん使っているのはツーカーだ。

 携帯をどのように使っているのか、リサーチ目的のホームページだったが、開設から2年は泣かず飛ばずの閑古鳥サイトだった。全然情報が集まらない。ヤフーには登録されてはいなかったが、Googleではけっこうよい位置に登録されていた。SEO的な問題ではなく、コンテンツ自体の問題だった。

 開設から2年して、携帯出会い系のサクラについて実態を教えてくださいとのページを追加したところ、ぽつぽつと情報が集まりはじめた。それから1年、今では何かしらの情報が毎日送られてくる。アクセス数はそれほどでもないのだが、情報を発信してくれるユーザーさんを獲得できた。ありがたい限りだ。これはホームページだから成り立つ話しで、メールマガジンで2年も3年も、盛り上がりを待つのは不可能だ。

 メールマガジンの場合、オープンと同時に人が集まるものをテーマにがポイントになる。オープンして数週間たっても反応が得られなかったら、別テーマのメールマガジンを発行するのがいいだろう。

【 誰に思いを伝えるのかを考えてみよう! 】

 読書感想文型のメールマガジンがけっこうある。中にはそこそこの読者を集めているものがあるが、ほとんどが2桁3桁だ。読書好きだけあって、文章はクドい。文芸評論家にでもなったつもりなのか、読みづらい。

 これらのメールマガジンに熱心な読者がどのくらいついているかは分からないが、本を出版・編集している立場から言うと「メールマガジンなんかで批評してないで、住所と本名をしっかりと書いて本人にはっきり言えよ」って気持ちだ。

 批判は匿名でネットででもかまわないが、作者の考えに共感したならば、出版社に本のタイトルと著者名を書いて送れば、たいがい転送してくれる(と、思う)。ホームページを持っている著者も多いから、Googleで検索して、ホームページ上からメールを送ればいい。超大物はムリかもしれないが、たいがいの著者なんてそんなに手紙が届くわけでないから、返事をもらえることもあるだろう。そこからつきあいが始まるケースだって考えられるのだ。

 2桁3桁のもの言わぬ読者相手にメールマガジンを発行するくらいならば、直接感想を届けた方がメリットがある。誰に思いを発信するのか、考える価値は十分にある。