人気メールマガジンの作り方概要〜どうすれば読者が増えるの? どうすれば人気メルマガになるの? 効果的なメルマガの告知方法はあるの? 徹底的リサーチにより、人気メルマガ発行のノウハウをリリースします。

メルマガ発行者が持つ課題を考える

【 HTML版のメールマガジンがどう思われているか動向を確認しよう 】

 嫌われ者のHTMLメールも少しずつ浸透してきたようだ(と思えなくもない)。ネット系の広告屋さんとか、期待のコンテンツとして根拠のない期待感に胸を膨らませているんだなぁ〜と言うコメントをたまに目にする。個人的には紙媒体からあぶれたデザイナーがプロデューサーと名前を変えて、大きな顔をするだけだろうって気がしないでもない。

 オイラがインターネットを始めたのが1996年だから、当時ネットで声高に叫んでいたネチケット真理教のすり込みの影響もあり、HTMLメールにはやや抵抗がある。特になんの装飾もないプレーンなHTMLメールを送ってくる人たちには、osakaフォントで作成したワードファイルを平気で送ってくるマックユーザーと同じくらい同情してしまう。

 これからメールマガジンを発行する場合、もしくはリニューアルをかける場合、HTML版は考慮しなければならなくなるはずだが、

  • HTML版のメールマガジンについてどう思うか?
  • どんなコンテンツならば、HTML版を積極的に受け入れようと思うか?

 HTML版のメールマガジンについていろいろとご意見をお聞かせいただければと思う。

【 発行部数の現実を考える 】

 まぐまぐでベスト200に入るには1万人前後の読者を獲得しなければならない。

 だいたい1週間に発行されるメールマガジンが1万部前後だから、50部のうち1部がベスト200にランキングされることになる。感覚的には一般的な公立の中学校のクラスで一番の成績を取るよりちょっとばかり難しいといったところである。

 ところが、IDを元に、今までにどのくらいのメールマガジンが発行されているかを見てみると12万弱。ベスト200、つまり1万のラインを突破する確率は1/600。15クラスの学校でトップの成績を収めるのと同じ感覚になる。この中には登録の申請はしたものの、却下されてしまったようなものも含まれているから、数字的にはもう少し緩くはなるが、それにしてもけっこうな倍率である。

 発行しようと思った時点で1/600、発行を続けて1/50が、1万のラインとなり、1/12が発行を続けられる確率になる。

 おおざっぱな計算だが、皆さんはこの数字をどう考えるだろうか? ご意見を賜りたい。

【 発行部数表示について考える 】

 まぐまぐがいつから全メールマガジンの発行部数を表示するようになったかは記憶が定かではないが、ずいぶん残酷なことをするものだと思う。購読者数がすべてではないにしろ、2桁では惨めだし、3桁では寂しい。せめて4桁は達成したいところだ。

 さて、この発行部数だが表示する必要はあるのだろうか? 発行部数は購読する際にある程度の指針にはなるが、読者数が少ないと読む気は起こらない。せめて殿堂入りの基準である3000以上のみ表示とか、方法はなかったのだろうか?

 皆さんはこの件についてどう考えるだろうか?

【 本文以外のパーツの必要性を考えよう! 】

 メールマガジンを読んでいてうざったく感じるのは、中心コンテンツよりも余計なパーツが多い点である。広告もうざったいし、注意書きみたいのもうざったい。読者さんにとって、読みたいのは中心となる記事だけであって、余計なものはじゃまな存在なのだ。

 まず、自サイトの広告をはずしてみることにした。考えてみればこのメールマガジンの読者さんはほとんど固定されているので、同じ自サイトの広告を載せても、クリックしない人はしない。クリックしてくれる人は一回目の広告でクリックしてくれる。

 ヘッダもまぐまぐのIDをはずしてみた。サイトのURLもはずした。

タイトルだけにしてみた。フッタの方も、配信解除用のURLだけにした。これだけ発行していると、オイラの名前も分かっているし、メールを送りたいならば、返信すれば届く。アドレスをわざわざ書く必要はない。読者さんに必要な事項って、これくらいだろう。

 オイラも「メールマガジンの作り方」的作法のすり込みがあって、それに沿った形でフォーマットを作っていたが、実際のところ、読者さんはどう感じるのであろうか? ご意見を賜りたい。

【 受信しているメールマガジンの何%が読まれているかを考える 】

 インターネットをそれなりに使っている以上の人は、ブロードバンド環境だろう。ブロードバンのおかげで、何かを申し込むと送られてくるメールマガジンもうざったく感じなくなった。受信料負担がかかる携帯に比べ、ネットでの迷惑メールには寛容である(ように思える)。

 ネット上で何かを買ったり、サービスを受けたり、懸賞に応募したりすると、膨大な数の不要なメールマガジンが届けられる。いちいち削除するのも面倒なので、ゴミ箱直行とメールソフトで対処している人も多いだろう。

 メールマガジンの数がそれほどでもなかった時期には、顧客に配信したメールマガジンもそれなりに効果があったのかもしれない。だから、e-コマース屋さんはメールマガジンは儲かるとけしかけたのだろう。

 しかし、ここまでメールマガジンの数が多くなると、読むより捨てる方が遙かに多くなる。メールアドレスを使い分けない限り、仕分けも面倒だ。

 果たしてこのような状況でメールマガジンが読まれているのかどうか、ご意見を賜りたい。

【 2桁3桁のメールマガジンの失敗原因を追及する 】

 成功体験よりも失敗体験の方が役に立つことが多い。

 心地の良い成功体験は成長をそこでストップしてしまう。「これで成功したから」と手法が古くなっているにもかかわらず、同じことを繰り返してしまう。

 メールマガジンの場合も、成功しているメールマガジンの秘訣を探るのも大切だが、失敗している2桁3桁の購読者のメールマガジンが、

  • なぜ、これほどまでに読まれないのか?
  • タイトルで失敗しているのではないか?
  • 紹介文で失敗しているのではないか?
  • メールマガジン向きのコンテンツではないから失敗したのではないか?
  • 内容自体がつまらないから失敗したのではないか?

いろいろな理由が見えてくるはずだ。

 成功はいろいろな要因がかみ合わさるが、失敗は必然である。2桁3桁のメールマガジンの敗因を研究してみよう。

【 メールマガジンってどのくらいハートをつかんでいるのか? 】

 読者さんがどのくらいメールマガジンに期待しているのか、メールマガジンを発行している人なら誰でも気になるだろう。オイラのこのメールマガジンは休刊しり、復刊させたりもした。復刊したのだから文字通りの休刊だったのだが、発行をしなくなってからも、「次号はいつですか」的な催促のメールは一通ももらわなかった。

 オイラもメールマガジンは何部も取っていたが、配信がストップしても気にすることなく、「そういえばあんなメールマガジンがあったけど、どうしたんだろう?」って思うくらいだ。

 雑誌でも連載にパワーがなくなったらライターを替えたり、テーマを変えたりする。メールマガジンの発行を続けることこそが大切とは思わない。発行者がつまらないと感じたらやめるのが良いと思うが、購読者にとってメールマガジンとはどのようなものなのだろうか?

 お考えをお聞かせいただければと思う。

【 メールマガジン購読の手間について考える 】

 ホームページと比較して、メールマガジンが圧倒的に不利だと思えるのは、見てもらうのに手間がかかる点だ。

 ワンクリックで読んでもらえるホームページに対して、メールマガジンの場合は、購読の申し込みを行わなければならない。購読の申し込みをすると、読みたくもないメールマガジンスタンド発行の超長いオフィシャルメールマガジンが強制的に届けられる。

 これがうざったい。解除しても、また新しいメールマガジンを購読すると自動的に登録されるし、勝手登録と解除のいたちごっこである。

 最近では、メールマガジンに広告を入れなくてもフッタに自動的に広告が入ってしまう。隙あらば広告を入れようという姿勢が顕著である。e-コマース屋さん的に言えば、新しいビジネスモデルとなるのだろうが、ユーザーにそっぽを向かれてしまっては元も子もない。

 これらがメールマガジンの読者離れの要因になりうるのか、皆さんのご意見を賜りたい。

【 必要なパーツは何かを考えよう 】

 オイラのメールマガジンの基本スタイルは・タイトル・自サイトの宣伝・本文・お願い(このメールマガジンではカットしてあるけど)・連絡先(含む解除変更)の5つ(4つ)が基本フォーマットだ。

 とりあえず、広告を取っていないと言うことで、自サイトの宣伝は大目に見ていただくとして、メールマガジンの構成に必要なものは・タイトル・本文・連絡先(含む解除変更)この3つだけである。

 ところが、メールマガジンを見ていると余計なものが実に多い。その代表的なものが、意味のない前書きとか、編集後記のような後書きだ。ほとんどがたわいもないことばかりで、情報的価値ナッシングだ。

雑誌の場合、100ページを超えるページ数があって、そのうち1/4ページくらいの分量しか占めない編集後記を、100行程度のメールマガジンのうち20行、つまり、全体の1/5を占めてたりするものもある。

 個人的には無用の長物だと感じるが、読者さんの立場に立ってみると、皆さんはどう思われているだろうか? 前書きに天気のこととか作者の出来事が書いてあると親しみを感じるものだろうか?

 ご意見を頂戴できればと思う。