人気メールマガジンの作り方概要〜どうすれば読者が増えるの? どうすれば人気メルマガになるの? 効果的なメルマガの告知方法はあるの? 徹底的リサーチにより、人気メルマガ発行のノウハウをリリースします。

新着期間を上手に使おう!

【 新着期間にゲットしたお客さんを逃さないようにしよう! 】

 メールマガジンの読者は新着期間でほぼ決まってしまう。

 もちろん、おもしろければ、雑誌で紹介されたり、大手ポータルでも紹介されたり、ネット上で影響力のある人間がオススメとして紹介してくれる。こうなれば大ヒットは間違いなしだが、そんなメールマガジンはきわめて少数派だ。

 新着期間に獲得した読者を逃さないことが大切になる。読者を逃さないために、最初にインパクトのあるコンテンツを持ってくる。雑誌が創刊されるときに使われる方法だ。ただ、インパクトのあるテーマなんてそうそうあるわけではない。雑誌でよくあることだが、最初とばしすぎたばかりに途中で息切れしてしまい、休刊という憂き目にあうのは珍しくはない。

 しかし、息切れするかどうかはわからない。新着期間にいかに読者を集めるかがメールマガジンのその後を決定する。とにかく競馬の逃げ馬のように最初から全力でとばすようにしよう。

【 カテゴリ上位表示をしたいのなら有料という手もあるのだが…… 】

 まぐまぐのカテゴリ上位に表示させたければ、発行に金を払うことである。発行日が何日か(も?)前なのに、上位に表示されているメールマガジンは発行に金を払っているのだ。

 SEO的に言うと、最上位に表示させるのが大切となるので、ここは金を払ってもと言うことになるが、各カテゴリを見てみても、お金を払ってまでと言う野心的なメールマガジンは少ないようだ。自分の登録されているカテゴリに、野心的なメールマガジンがずらりと並ぶ状況ならともかく、現状では金を払って上位掲載するうまみはない。

 ただで上位表示させるとしたら、カテゴリの更新日は何曜日なのか、何時に登録すれば上位表示されるのか、これを見つけなければならない。オイラは、メルマガを発行していたとき、配信時間を15:50くらいにセットしていた。ちょうどこのくらいの時間に登録すると、上の方へ掲載される。カテゴリ内の更新はほぼ毎日行われいる。表示のことだけを考えると週刊で出すより、16:00をリミットに「平日日刊」の形で少しずつ配信する方が、カテゴリ的なうまみはある。

 配信するならば、少しでもうまみのある配信方法を考えよう。特に、競争の激しいカテゴリに登録しているのならば、なおさらのことである。

【 何曜日の何時に登録するのがベストかを考えよう 】

 これから新規にメールマガジンを発行する場合、何曜日の何時に登録すると、カテゴリ上位に掲載されるのか、考えたことがあるだろうか?

 まぐまぐの場合だが、締めは日曜である。新着カテゴリを見てみると、番号の若い者が上位に表示されているので、締めの直後に登録するとベストな位置をゲットできる。ただ、この締め切りの時間が、月曜00:00ピッタリにスタートするのか、何分か、もしくは何時間かの余裕があるのか、気になるところだが、月曜00:00で間違いないだろう。

 一般カテゴリでの集客力はそれほど期待できるものではないが、新着のカテゴリに掲載されている時期は、メールマガジン読者の数に大きな影響を与えてしまいかねない。メールマガジンの発行もいつ登録するのが自分にとってはベストなのかを判断する必要がある。登録に関しては、思い立ったが吉日にはならないのである。

【 「Weeklyまぐまぐ」を分析してみよう 】

 以前、新着カテゴリの登録順と「Weeklyまぐまぐ」の掲載順は逆になっていたと記憶している(間違っていたらスンマセン)。多分、掲載者に対して公平をはかったのだろう。

 これを書いている時点で「Weeklyまぐまぐ・ビジネス版」でどのように掲載されているかというと、

 ●コンピュータ・インターネット  (http://www.mag2.com/j/05/)

  • メールマガジン運営(http://www.mag2.com/j/05/01/0001.htm)
    (番号の若い順)
  • 初心者向けパソコン講座(http://www.mag2.com/j/05/11/0001.htm)
    (番号の若い順)
    クリエイター(http://www.mag2.com/j/05/12/0001.htm)
  • (番号の若い順)
    ホームページ作成(http://www.mag2.com/j/05/14/0001.htm)
  • (番号の若い順)
    パソコンショップ情報(http://www.mag2.com/j/05/15/0001.htm)
    (番号の若い順)
  • ソフトウェア(http://www.mag2.com/j/05/16/0001.htm)
    (番号の若い順)
  • コラム(http://www.mag2.com/j/05/17/0001.htm)
    (番号の若い順)
  • その他(http://www.mag2.com/j/05/xx/0001.htm)
    (番号の若い順)

以下カテゴリの掲載順のみ

 ●科学・技術サイエンス(http://www.mag2.com/j/13/)
 ●学校・教育(http://www.mag2.com/j/15/)
 ●行政・政治・団体(http://www.mag2.com/j/14/)
 ●企業・ビジネス(http://www.mag2.com/j/11/)

と言う結果になった。

 カテゴリ(青の反転)の並びには規則性は見られなかったが、サブカテゴリ(赤の反転)はサブカテゴリの番号の順序通りになっている。サブカテゴリには規則性が見られる。サブカテゴリ内に掲載されているメールマガジンも、登録の早いもの順と規則性が見られた。

【 「Weeklyまぐまぐ」の規則性を見つけよう! 】

 これはある日に配信された「ビジネス版」の結果なので、必ずしもこのままの規則通りに配信されるわけではないし、こういう噂が耳に入ってくれば、何らかの対応を取るはずである。しかし、何らかの規則性を見つけて、自分のメールマガジンを優位に表示させる方法を考えるのは大切なことなのだ。

 自分が登録したいカテゴリが配信される「Weeklyまぐまぐ」では、並びにどのような規則性があるのかを、何号かまとめて見ておくことが大切になる。特に、サブカテゴリの場合、テーマ的に複数掲載が可能な場合、どのサブカテゴリに登録するのが有利になるのか、定点観測をする必要があるだろう。

 カテゴリ、サブカテゴリは発行テーマが決まってしまうとなんともしようがないが、サブカテゴリ内の表示順には神経をとがらす必要がある。

【 「Weeklyまぐまぐ」での掲載位置が大切な理由とは? 】

「何曜日の何時の登録が有利不利」「どのサブカテゴリが有利不利」なんてことを言うのはSEO的で好きではない。しかし、掲載位置によって購読者獲得の有利不利が考えられる以上、できるだけ上位に掲載されるようにすることもメールマガジン運営の一部である。

 特に「Weeklyまぐまぐ」は40Kとか50Kオーバーの膨大な量である。これを上から下まで読むなんてことは、何らかの商売絡みで購読している人間くらいしかいないだろう。50Kといったら、25000文字だ。原稿用紙換算で優に60枚を超えてしまう。雑誌(1ページ1500字として)換算で16ページオーバーだ。

 しかも、「ビジネス版」は月曜日の発行だ。タイムスタンプを見ていたら10:00だった。週末の届いたメールの処理の追われる月曜の午前中だ。祝祭日だって配信される。「ビジネス版」のカテゴリでの発行を考えるのならば、掲載位置はより重要になるだろう。

【 休日・大型連休期間に配信された「Weeklyまぐまぐ」は読まれているのか? 】

「Weeklyまぐまぐ」での購読者の獲得を目指すならば、いつ掲載されるのかも重要なポイントになる。メールマガジンが読まれないと思われる日に掲載されないように登録日を調整しよう。

 たとえばお盆期間。会社の多くが休みになるので、行楽に出かけたり帰省する。行楽地や帰省先までパソコンを持ち込む人はそうはいないだろうから、この期間に届いたメールおよびメールマガジンは貯まる。優先順位の低いメールマガジンは未読のままゴミ箱へと捨てられる。「Weeklyまぐまぐ」はそれほど優先順位が高いとは思えないから読まれない可能性が大だ。

 祝祭日も購読率は下がる。自宅受信組は遊びに行くし、会社受信組はメールボックスに貯まる。一誌購読ならまだしも、複数のメールマガジンを購読してたり、仕事やプライベートのメールも届くはずなので、自ずと優先順位は決定する。

 もっとも一般的な生活パターンを想定し、いつは読まれない、いつなら読まれるを考えて、掲載日を調整するようにしたい。

【 休日発行の「Weeklyまぐまぐ」に掲載されないようにしよう! 】

 月曜日は休みが多い。成人の日、海の日、敬老の日、体育の日と曜日限定の祝祭日だ。

 休みは嬉しいが、休みが入ると仕事のスケジュールがきつくなる。特に3連休明けの火曜日は気分もゆるむし処理する仕事も増える。休日とはいえ、仕事のメールは届く。メールの処理もしなければならない。

 会社受信組にとっては、連休明けにメールマガジンを読む余裕はそうあるものではない。自宅受信組も、メールマガジンを読むより遊びに行く。どちらも休み中に配信されたメルマガは、ゴミ箱直行となる可能性が高い。特に月曜日配信の「ビジネス版」掲載カテゴリは、三連休にあたる月曜日の掲載は避けるようにしなければならない。他の版も祝祭日配信にあたらないよう調整したい。

 同じように発行されても、休日の関係で実質的な購読率は変わると理解してほしい。

【 ダミー版を発行するのも一つの手だが…… 】

 新着期間の掲載位置と、「Weeklyまぐまぐ」の発行日の大切さは理解していただけたとは思うが、実際に一度発行してみないと実感としてわからないのは事実だ。

 そこで、ダミーのメルマガを発行して、発行までのプロセスを一度経験してみるのも大切である。もちろんあくまでもダミーなので、多くの人に迷惑をかけないように、「思いついたことを日々つづります」のような徒然系にすると、だれも購読しないので迷惑をかけない。

 本当ならば、自分の発行したいメルマガに類似したタイトルと紹介文で登録して、新着期間の動きを探る方がベターとは思うが、サーチエンジンのリサーチとは異なり、メルマガの場合、登録してくれる読者の存在があるので、迷惑にならないよう心がけなければならない。

【 答えてくれるかどうかわからないが…… 】

 ロボット型のサーチエンジン対策として、ホームページをあれこれいじるSEO的な手法はありとは思うが、メルマガの場合、あまり露骨にやると問題だ。そこで、カテゴリ上位に掲載されているメルマガの発行者に、「何曜日の何時に登録したのですか?」と聞いてみる手もある。疑問は解消することでスキルは向上する。

メルマガの発行は何回もやるものではないので、事前にどれだけの情報を収集するかが鍵になる。

【 以上のこと待てないと感じるならば…… 】

 メールマガジンの場合、ホームページとは異なり、発行に至までのプロセスに時間がかかる。もし、このように時間のかかるプロセスを「待てない!」と思うならば、性格的にはメールマガジンよりもホームページ向きであると判断できる。

 メールマガジンは最初こけてしまったら致命傷となる。新着期間をどれだけ上手に使うかで発行するメールマガジンの将来はほぼ確定してしまう。Google対策を覚えて、上位掲載されればアクセスが増えるホームページとは異なるのだ。

 発行手続きをするまでの期間にいかに時間を使って情報を集めるかの一言に尽きるのである。