出会い系メディアに関する考察

実践!芋づる式新感覚ギャルゲット塾

 このようなテーマのホームページを開いている関係上、まぐまぐ発行の出会い系のメールマガジンはすべて購読しています。

 また、自分でもメル友募集をかけました。実際募集をかけて、どのくらいの反響があるものなのか、調査を兼ねての出会い向上です。

 そしていくつか気づいたことがありますので、このホームページでお話したいと思います。

【 掲載者が知り合いたい相手を絞り込んでいない 】

 掲載者の多くが、どんな人と知り合いたいのか相手を絞り込んでいません。

 これは、出会い系メディアの紹介文の書き方でしつこく書いていますので、またかと思われる方もいらっしゃるでしょうが、出会いたい相手を絞り込まない限り、出会いなんてあるはずがありません。

 いろいろな人からメールを貰って、その中で気の会った人を選ぼうなどと考えていたら、大きな間違いです。特徴の無い、ターゲットを絞っていない紹介文ではメールはきません。

 ターゲットを絞って、その結果、やっと返事をいただいた方に、精一杯アピールして、初めて出会いが生じるのです。

 それがインターネットの出会い系の現状です。

【 インターネットは雑誌の文通欄とは違う! 】

 『じゃまーる』等の個人情報をメインにしている雑誌は別にして、専門誌で文通欄が設けられているものがあります。

 これらの雑誌を講読する方は、ある程度嗜好が一致します。雑誌のテーマに興味があるから、その雑誌を買うのです。掲載者も送り手も、暗黙の了解があって、手紙を送ったり、貰ったりしています。

 ところが、インターネットの出会い系は、掲載者も、読み手も、嗜好は一致してなく、バラバラです。「インターネットと言う共通のインターフェイスがあるじゃないか」との反論もありそうですが、出会い系の場合、インターネットを共通のインターフェイスとして共有はできません。

 理由は簡単。インターネットを共通のインターフェイスにできている方であれば、ホームページの開設、メーリングリストへの参加、ニューズグループへの参加等、自分のポジションを持っているのです。

 ところが、出会い系の場合、ほとんどの方が、初心者か、せいぜい仕事でメールを使っている程度です。つまり、インターネットを共通のインターフェイスにするだけの領域に達していないのです。

 共有できるものが無いのですから、ターゲットを絞り込んで、共有できる相手を見つけようとしないと、出会いなんて期待できないのです。

【 権利格差を理解せよ! 】

 出会い系メディアにおいて、男性と女性の立場の違いは、底引き網で魚を獲るのと、釣竿で魚を釣る以上の差ががあります。

 女性がメールフレンドを募集した場合、2桁後半や3桁のメールが届くと言われています。女性の場合は、とりあえずいっぱいメールを貰って、その中からよさそうな人をチョイスすれば良いのです。

 一方、男性の方は、複数の掲示板、複数のメールマガジンに掲載されて、メールがもらえればラッキーと言ったレベルです。しかも、希望としている相手を絞った紹介文を掲載していないと、メールを貰っても、出会いと言う観点から見ると、意味の無いメールになる可能性が大きいです。具体的に言えば、地理的に離れている、趣味が合わない、考え方が合わない等、さまざまなことが考えられます。

 出会い系メディアにおいては、男女の立場がこれだけ違うわけですから、自分の出会いたい方のターゲットを絞って、少ないメールを確実にキャッチすることによって、出会いは生じるのです。

【 趣味記入に関する一考察 】

 メル友募集系のメッセージの趣味記入欄に付いて1つ疑問に思うことがあります。

 「音楽鑑賞」「映画鑑賞」「読書」「スポーツ観戦」等、定番と思われる趣味があります。しかし、メル友を増やすと言う観点からはどんなものでしょうか?

 理由は簡単。音楽鑑賞が趣味と言っても、どんなジャンルの音楽が趣味なのか、分からないからです。ユーロ系が好きなのか、ブルース系か、ジャズ系か、小室系か、ヘビメタか、パンクか、思いつくまま適当に書いてもこれだけあるわけです。

 映画にしてもそう。CGを使いまくった大作が好きなのか、マッチョ系が好きなのか、邦画が好きなのか、アニメが好きなのか、何とか映画祭で高い評価を受けるような映画が好きなのか?

 読書にしてもそう。三島が好きなのか、太宰が好きなのか、トルストイが好きなのか、軽いエッセイ系が好きなのか?ミステリーが好きなのか、ロマンスが好きなのか?

 スポーツ観戦と一言で言っても、どんなスポーツを観戦するのか?テニスなのか、野球なのかサッカーなのか、アメフトかラグビーか。「一緒にスポーツ観戦に行きましょう」と言っても、巨人ファンと阪神ファンが席をならべて仲良く応援なんてできないはずです。

 「音楽鑑賞」「映画鑑賞」「読書」「スポーツ観戦」等では、具体的な嗜好を理解してもらえるとは思えないのです。これはホームページ作成とも重なるのですが、どうして対象をもっと絞らないのか、疑問に思うわけです。ジャンルを限定し過ぎると、メールがこないのではないかと思われているのかもしれません。しかし、ジャンルを限定してこそ、自分のことをアピールできるのです。

【 こんなホームページがあれば 】

 大手サーチエンジンに一括登録できる大変ありがたいホームページがいくつかあります。僕も一部大手有力サーチエンジンを除いて、すべて一括登録で済ませています。理由は、手間をかけるだけのアクセス向上効果は全く期待できないからです。

 さて、これを応用したメル友募集一括登録なんてシステムはないのでしょうか?こんなのを作ったら人気が出ると思うのですが。

 サーチエンジンの場合は、カテゴリの分類も複雑ですし、キーワードの個数や紹介文の字数制限もまちまち、アダルトの有無とか、期間限定の有無とか、かなり複雑です。それよりも、メル友募集の一括登録の方が簡単だと思うのです。

【 個人情報系メールマガジンの問題点 】

 多くの出会い系のメールマガジンは、『じゃまーる』(リクルート)のメールマガジンを目指しているようです。「出会い」「ポストペット」「ホームページ紹介」「売ります」「買います」「教えて」「教えます」等、複数の情報を掲載しています。

 なんでこんなことをしているのかと言えば、「購読者数を増やしたい」もしくは「情報量を増やしたい」と言うのが理由と断定できます。

 ところが、何でもあり系の個人情報メールマガジンは、購読の立場から見ると、大変使いづらいものです。出会いだけしか期待していない方にとっては、「売り買い」「教えて教えます」の情報は、無駄な情報となります。

 出会い情報に関しても、メール交換を楽しむことを目的とするのか、実際に会うことを目的とするの、掲載者と購読者のニーズは様々です。

 何でもありの個人情報系のメールマガジンは、繁盛しない飲食店に限って、メニューの品数が多いのと同じと言ったら、言い過ぎでしょうか?

【 女性の掲載者が増えない理由 】

 出会い系メディア主催者の悩みは、女性の掲載者が増えないことでしょう。女性の掲載者が増えないのはもっともなことです。

 女性の掲載者が増えない理由は、

  1. インターネットユーザーの男女比率がアンバランス
  2. 主催者が信頼されていない

 この2点です。

 1. は主催者レベルでどうこうしても解決されることではないので、省略しますが、問題となるのは、2. です。

 これを解決するのは簡単です。

 掲示板系は難しいとしても、メールマガジン系なら、一目でそれと分かるような紹介文を載せないことです。こんなのはチェックするのは簡単です。

 実際問題として、それ目的の紹介文が掲載されているようなメールマガジンに、女性の方が投稿するのは抵抗があります。

 また、広告主を選ぶことです。メールアドレスが使用される可能性のあるホームページが、広告主であるならば、ちょっと用心深い女性なら、敬遠するでしょう。メールアドレスが非公開になって、転送サービスを実施していたとしても、主催者側はメールアドレスを把握しているからです。メールアドレスが横流しされないと言う保証は一つもありません。

 情報量を増やしたい、広告で通信費をまかないたいと言う気持ちは分かります。しかし、そんなものは、主催者が信頼してもらえさえすれば、解決するのです。

 すべて信頼されることから始まるのです。

【 性別による意識の違い 】

 出会い系メディアの特徴として、男女の性別による意識の違いがあげられます。

 男性の基本的な考えは、「すぐに会いたい」もしくは「即やりたい」です。

 実際に掲示されている文を読めば一目瞭然です。これは、説明するまでもありません。簡単に言えば、文字を使ったテレクラです。もちろん、これを否定するつもりは、僕にはさらさらありません。

 一方、女性の場合は、男性に比べてかなり余裕があります。メールフレンドでなく、オフラインで付き合いたいと思っても、メール交換をして、品定めをし、そして、よさそうな相手がいれば会えば良いし、いなかったら、他でまた募集をかければ良いわけです。

 また、女性の場合、純粋にメール交換だけを楽しみたいと言う方も多いようです。男性に比べて、同性の方に対して呼びかけている割合が多いことからも分かります。

 掲載されている女性の紹介文を読んで、彼女達がどういう出会いを期待しているのか、研究することが、男性には必要になってきます。