【 PR&アプローチ 】

【 誰でもすぐにポスフレができるほどは甘くはありません 】

 通常のメル友に比べて遙かに返信率が高いからといって、誰でもすぐにポスフレができるかというと答えは「ノー」です。それほど甘いものではありません。

 そんな甘いものだったら、あの値段でポストペットを販売するはずがありません。僕がソネットの社長だったら、付加価値を含んだ価格設定(つまりふっかけるということです)をします。

 ポスペであろうと通常メールであろうと、つまらない掲載文はつまらないし、面白くない自己紹介メールは面白くありません。これは普遍の真理です。

 また、ポスペの返信率が高いからといって、メール交換の持続力が高いことには結びつきません。つまらないメールばかり送っていたら、せっかく見つかったメールフレンドも、あっという間に、いなくなってしまいます。

 おもしろいファーストメールなり掲示板の紹介文で相手の気を引いて、おもしろいメールを継続的に送り届けて、初めてポスフレになれるのです。

 と、何だか暗い書き出しになってしまい恐縮ですが、いくつかのポイントを抑えれば、すぐにでもポスフレは出来ますので、どんどん読み進めていってくださいね。

【 つまらないものはつまらない 】

 つまらない紹介文を具体的に言うと、

「身長170センチ60キロの会社員です」

 なんて、掲示板やメルマがに書かれたところで、誰が興味を持つというのでしょうか? こんな体型している人間、その辺にゴロゴロしています。何のアピールにもなりません。

「コンピューター関係の会社で働いています」

 なんて言われても、「ああそうですか」としか言えないでしょう。職業で相手が興味を持ってくれるものなんてほとんどありません。もし、あなたが電波少年のプロデューサーで「無名芸人を拉致する瞬間が最高です」なんて書ければともかく、こんな人間は日本に何人もいません。

 逆の意味で強烈なのが、

「商社勤務。海外勤務の経験あり」
「外資系勤務。留学経験あり」

 等の、これ見よがしの凄い自己紹介。これだけ凄い経歴をお持ちならば、ヴァーチャルの世界ではなく、リアルの世界で見つかりそうなものだと思いませんか?

 そして、最もいけないのが

「ひまを持て余しています」
「ポスフレ(メル友)が一人もいません」

 といった情けない一文。

 インターネットをはじめたばかりの女性がこう書けば、メール殺到でしょう。僕もそういう掲載文を見つけたら絶対に出します。マイケルジョンソンが400Mで金メダルを取る以上の確率で出します。

 しかし、ひまを持て余している男性から、楽しいメールがもらえると思えますか? 友だちのいないような男性にメールを送って面白いメールがもらえると思う人がどのくらいいるのでしょうか? 少しメールを出さないだけで、しつこく返事を催促されそうな感じがしませんか?

「メールを出したのにまだ、返事がありません。あなたからの返事、凄く楽しみにしています。絶対に返事をください」
「なかなか返事がもらえません。いつもらえるのですか」

 なんてメール、頻繁に届きそうじゃありませんか? 凄くしつこくされそうな感じがしませんか? なんだか、静電気起こりまくりのズボン(スカート)のように、まとわれ憑かれそうな感じがしますよね?

【 ポスペの特性を上手に利用しましょう 】

 こういうことを言うと、「じゃあ何を書けば良いんだ」と言われそうです。しかし、何のために通常メールで出会いを求めるのではなく、ポスペを使うのかを考えてみれば、答は簡単に出るはずです。「ペットを上手に使えば良い」のです。

 具体的には、メールを送る相手がいないのなら、

「ペットのお友だちが欲しいです」
「ペットの○○が最近メールを運んでいないので、ちょっと運動不足気味です」

 と、表現を変えて言えば良いわけです。同じ内容でも言い方を変えれば、大分違ったものになります。これは何にでも当てはまります。

「○○と○○が好きなペットの○○です」
「ペットの○○が、最近○○に凝っていて」

 と、自分をペットに重ねても良いでしょう。通常のメーラーで送られてきてはバカっぽく感じる文章でも、ペットに投影することによって、話が進めやすくなります。

 恋がしたいのなら、

「ペットの○○が思春期を迎えたみたいで」
「ペットの○○と仲良くなられるような相手を探してあげているところです」
「ペットと仲良しになってください」

 と、ペットにかこつければ良いでしょう。

 自分をペットに投影することで、ワンクッションが入ります。このワンクッションこそが、ポスペの利点になるのです。この特性を考えないで、通常メールと同じような紹介文を書いたところで、何にもならないわけです。

 これを理解していない人、実に多くいます。通常メールとポストペットの違いを理解しないでポスフレを見つけようとしても、通常メールフレンド募集系の二の舞になるのは明らかです。

【 ポスフレ獲得に向けて行動しよう 】

 さて、ポスフレ獲得を目指して、実際に行動を起こすわけですが、手段は2つあります。

 1つは、ポスフレ募集系掲示板 or メールマガジンに掲載すること。もう1つは、それらに掲載している人にメールを送ってアプローチをすること。この2つの方法が考えられます。

 どちらの手段をとるかは個人的な好みもあることなので、断言はできかねますが、最初は掲載者にメールを送ることから始めた方が無難でしょう。

 ポスペの場合は通常のメルフレ募集系よりは、返信率が高いですから、掲載されている方のプロフィールをじっくり見てから送ることが基本になります。

 女性に片っ端から出すという作戦もとれますが、女性同士案外横のつながりが強くて、「あの人、女なら誰でもメールを出すじゃん」なんて話が飛び交わないとも限りません。

 最悪長文おやつで、「○○は女と見れば誰にでもメールを出しているようだ」なんて、書かれないとも限りません。

【 書き方の基本は 】

 ポストペットで送るメールといっても、通常メーラーで送るメールとの間に、決定的な作法の違いは存在しません。書き方の基本は、文頭に「○○様」と、明記すること。これからすべてが始まります。いきなり「ちゃん付け」など、言語道断です。

 本人は明るさを表していると思い悦に入っているのでしょうが、客観的にはバカに見えます。

 そして、次に基本となるのは、メール本文中にも掲載文に関してのコメントを盛り込むこと。具体的に言うと、

  • ラルクが好き」と書いてあったならば、自分も「ラルクのこの曲が好きです」と書く。
  • 映画が好きです」と書いてあったら、「こういう映画を最近見ました」とか「○○の試写会に行ってきました」と書く
  • ポスペ初心者です」と書いてあったならば、「ここのホームページはわかりやすいですよ」とか、「○○と言うポスペ本はわかりやすいですよ」とか、情報を提供する
  • パソコン初心者です」と書いてあったならば、「先日パソコンを自作しました。思ったより簡単でした」と、パソコンに詳しい(オタク的な印象を与えないように)と言うことをアピールする

 まだまだありますが、こうすることによって、コピーメールのばら撒きではないということを強調できます。詳しいことは「仲間の増えるメールの書き方」を参照してください。

 そして、先程述べたように、自分のことをペットに投影して、自己紹介をすれば良いわけです。

 あとは運を天に任せて、返事が来るのを待つだけです。しかし、1通や2通送って返事が来ないといって落胆してはいけません。10通送って、1通返事がもらえればラッキーくらいに思って気長に出し続けましょう。